【7月28日発売】ヤマハ トレーサー9GT【145万2000円】

トレーサー9GT
画像引用元:ヤマハ発動機公式サイト

ヤマハ発動機は、7月28日に145万2000円でTRACER9GTを発売します。

2015年2月10日に【MT-09 TRACER】が発売され、2018年に【TRACER900GT】へ、そして今回【TRACER9GT】としてフルモデルチェンジされました。

TRACER9GTのコンセプトは“Multirole fighter of the Motorcycle”(多用途戦闘機のような二輪車)

「MT-09」をベースとしたスポーツ性能と、ツーリング性能に磨きをかけて同クラス最軽量級のバイクに仕上がりました。

今回は、新型TRACER9GTを深堀りしていこうと思います。

TRACER9GT 開発ストーリー

『TRACER9GT』は、ツアラー志向のライダーにおすすめのバイクです。

スポーツツアラーとして最適化した剛性を確保し、リアフレームも専用設計されて高速走行時の安定性とリアシートの居住性が向上。

サイドケースやトップケースも搭載可能で、ステーには独自の制振技術を応用して振動を軽減するダンパーが内蔵されています。

3バッグに荷物を満載して、更にタンデムしても快適にツーリングを楽しめるように開発されました。無積載の状態と荷物満載の状態で車体の挙動が殆ど変わらないのが特徴です。

新しい装備としては、コーナリングランプが採用されました。夜間走行時にライダーの負担を軽減してくれます。

車速が約5km/h以上で、バンク角が7度を超えるとイン側のコーナリングランプが点灯するようになっており、バンクが深くなるに従って周囲を明るく照らしてくれます。

コーナリングランプは「FJR1300AS」に続いて2台目の採用で、ヨーロッパでの走行テストでは夜間でも昼間と同じペースで走れるほど視界を明るく照らしてくれたそうです。

スクリーンやカウルなどのプロテクションパーツは、サイドや上から見ると進む方向を指し示す“Arrow silhouette(アローシルエット)”になっていて、旅に出たくなる雰囲気を出しています。

ヤマハ発動機では、機能美を重視して、いかに美しい状態で作り上げるかということに焦点を当てて商品開発を行っています。

皆さんも、是非実車を見て細部まで作り込まれた開発者の意図を感じ取ってください。

TRACER9GTの特徴

引用元:ヤマハ発動機公式サイト

エンジンは、新開発した883ccの水冷DOHC直列3気筒エンジンで、軽量化を図りながら燃費も改善されています。

さらに、アシストスリッパークラッチを搭載し、クラッチレバーの操作荷重を低減してライダーの負担を減らし、スポーツツアラーとしての機能が高められました。

サスペンションは、電子制御サスペンションを採用しており、コントロールユニットが素早くかつ大きく減衰力を調整してくれます。そのため優れた接地感と路面追従性を実現しています。

電子制御サスペンションには、ドライにもウェットにも対応したスポーティーな走りができるスポーツモードと、荒れた路面での快適な乗り心地を追求したコンフォートモードが設定されています。

シフトアップにもシフトダウンにも対応したクイックシフターがライダーのシフト操作をサポートし、走りをさらに快適にしてくれるでしょう。

4速以上、時速50km以上の速度でセットできるクルーズコントロールも魅力です。時速2km毎の速度調整が可能でロングツーリングでの疲労感が全く変わってきます。

大型のフロントスクリーンは5mmずつ10段階に高さを調節できます。また、ブッシュガード(ナックルガード)はコンパクトながら手に当たる走行風をしっかりと軽減します。

秋冬時のツーリングであると嬉しいグリップヒーターも標準装備です。ホイールスイッチで10段階の温度調節が可能で、季節・気温に応じた細かなセッティングができます。

メーターは3.5インチ、フルカラーの左右独立した二眼タイプ。左がメインメーターで、タコメーター・燃料計・平均燃費など様々な情報を表示します。

右側のメーターは、各情報から4種類を選んで拡大表示することができ、良好な視認性を確保しています。

心ゆくまでロングツーリングを楽しめる快適性を備え、「もっと遠くへ」「もっと先まで」といつまでも乗っていたくなるバイクに仕上がっています。

TRACER9GTのカラー&スペック

カラーは3色展開です。

TRACER9GT 車体色

  • ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)
  • マットダークグレーメタリックA(マットグリーニッシュグレー)
  • ビビッドレッドソリッドK(レッド)
認定型式/原動機打刻型式8BL-RN70J/N718E
全長/全幅/全高2,175mm/885mm/1,430mm
シート高810mm(低い位置) 825mm(高い位置)
軸間距離1,500mm
最低地上高135mm
車両重量220kg
燃料消費率(WMTCモード値)20.4km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時
原動機種類水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列直列, 3気筒
総排気量888cm3
内径×行程78.0mm×62.0mm
圧縮比11.5 : 1
最高出力88kW(120PS)/10,000r/min
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7,000r/min
始動方式セルフ式
潤滑方式ウェットサンプ
エンジンオイル容量3.50L
燃料タンク容量18L(無鉛プレミアムガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式フューエルインジェクション
点火方式TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式12V, 8.6Ah(10HR)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比1.680/2.812 (79/47 X 45/16)
クラッチ形式湿式, 多板
変速装置/変速方式常時噛合式6速/リターン式
変速比1速:2.571 2速:1.947 3速:1.619 4速:1.380 5速:1.190 6速:1.037
フレーム形式ダイヤモンド
キャスター/トレール25°00′/108mm
タイヤサイズ(前/後)120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)/ 180/55ZR17M/C (73W)(チューブレス)
制動装置形式(前/後)油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後)テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプLED/LED
乗車定員2名
引用元:TRACER9GTスペック表

まとめ

ヤマハ発動機がスポーツ性能とツーリング性能に磨きをかけて開発した『TRACER9GT』

コンセプトである多機能戦闘機のような二輪車の通り、様々な用途で快適に楽しくツーリングをサポートしてくれます。

発売日は2021年7月28日で、販売価格は1,452,000円です。

他社のアドベンチャーモデルや、クルーザー、スポーツモデルに乗っている方でも楽しめるバイクに仕上がっていますが、前モデルオーナーに特におすすめしたい出来に仕上がっているそうです。

ぜひ、ヤマハのお店に足を運んで実際に触れて、跨って、試乗をしてみましょう。

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PaPa-Rider
こんにちは、 PaPa-Riderです。 サラリーマンとして働きながら、ライター,モトブロガー,ブロガーとして活動をしています。 趣味では大型バイクに乗ってツーリングに出かけたり、キャンプに出かけたり、ドローンでの空撮にも挑戦しています。 このブログでは、主に副業での学びをアウトプットする記事を投稿したり、ツーリングやキャンプの情報を発信したり、本業での学びを発信したりしています。